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リップメイク・仕上げに綿棒のススメ

今日は私自身が実際に毎日行っている、
リップメイクのちょっとしたテクニックをお伝えします。

最近はヌーディーカラーを使うことが少なく、
質感は様々ですが、
割と色味のあるものを使うことが多いです。

トレンドもありますが、
春を先取りしたメイクをしたい気分もあり、
ピンク系、レッド系をよく使います。


ただ、輪郭はっきりで口元が目立ちすぎるのも、
あまり好みではないので、

色味が鮮やかであっても、
さほど強調しすぎない感じにするために、
リップメイクの仕上げに綿棒を使います。

ぜひ皆さんもトライしてみてくださいね。



手順は以下の通りです。



・ 色味のある口紅をブラシで塗る。

この時、輪郭から塗るのではなく、
唇の真ん中、中心から塗り始めます。
そこから外側へ口紅を広げていくイメージです。
輪郭や口角にたっぷりつき過ぎないための工夫です。


・ 唇全体に口紅を塗ったら、
「んーぱっ」は絶対にしません。

上下の唇を擦り合わせるように、
んーーーぱっをする方もいますが、
私はしません。

なぜなら、上唇と下唇は、厚みも形も違います。

ここで擦り合わせてしますと、
せっかく丁寧にブラシで塗った作業が水の泡です。



・仕上げに綿棒登場です。

どこにでも売っている通常の綿棒で大丈夫。
メイク用とかじゃなくてもOKです。
(耳かき用はNG)

綿棒で、唇の輪郭をなぞりながら、
輪郭の口紅をぼかします。

この時、実際の唇の輪郭よりも、
1~2ミリ、はみ出してもOKです。
はみ出して塗るわけではなく、
はみ出してぼかすだけなので、
さほど違和感はありません。
逆に、唇に柔らかさが生まれるので、
鮮やかな色味の口紅も優しい印象にまとまります。


口角の部分に口紅が溜まりそうだったら、
この時に綿棒できちんとオフ。


「今日はしゃべる仕事!」という日は特に、
私は口角の口紅オフをしっかりしておきます。





こういったテクニックは、
本当にちょっとしたことなんですが、

しかし、色味のある口紅を違和感なく、
尚且つ今っぽく使いこなせるかどうかというのは、
こういうちょっとした一手間にかかっているんです。


たかが綿棒、されど綿棒。
たかが一手間。されど一手間。

鮮やかな色の口紅は、
この一手間を加えるだけで、一気に仕上がりのイメージが変わります。

ぜひ、トライしてみてくださいね。


今日はここまで。

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AI TERANAGANE(寺長根愛)

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。

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