トレンドの１つとなります。
一昨年くらいから、眉やリップに重点を置いたメイクが主流でしたが、
眉毛のトレンドが今年から細眉にシフトチェンジした流れもあって、
これからは再びアイメイクが注目される流れに。
そして、アイシャドウやアイラッシュよりも、
「アイラインで遊ぶアイメイク」が注目されていくでしょう。
ただアイラインを引くのではなく、
カラーラインを使ってみたり、
目尻を長く引いてみたり、
下まぶたにもアイラインを引いてみたり。
中でも、多くの方が難しいと感じるのが、
「アイラインの目尻をどうするか」ではないでしょうか。
いざ引いてみたら、思うように跳ね上げができなかったり、
逆に、跳ね上がりすぎて不自然になってしまったり。
左右の角度が揃わないというお悩みも多いです。
そういった方々の、普段の引き方を見ていると、
以下のような共通点があります。
・目頭から目尻まで一気に一筆で描いている。
・目尻を伸ばして描くときも、
伏し目・半目状態で描いている。
・まぶたを引っ張りすぎている。
・鏡に対して正面を向かず、
右を向いたり左を向いたりしながら描いている。
思い当たるところ、ありませんでしょうか。
では、これらがなぜNGなのか、
ひとつずつ検証してみましょう。
【目頭から目尻まで一気に一筆で描いている】
一直線に描こうとすると、
よほど慣れていないと、理想通りの目尻の角度にはなりません。
手の勢いに任せて、雑に描いてしまいがちなのです。
そして、まぶたのたるみや、しわの入り方などに引きずられて、
やはり理想通りのラインにはなりにくいのです。
ガタガタに折れ曲がった紙に、
まっすぐな線を描こうとするのは難しいですよね。
コツとしては、一気に描くのではなく、
少しずつ、少しずつです。
少しずつ、少しずつ、繋げながら描き進めていくのです。
【目尻を伸ばして描くときも、伏し目・半目状態で描いている】
これも実はNGです。
目尻の延長線を描く時は
「目を開けて正面を向いた状態で描く」というのが理想です。
伏し目がちの状態、半目の状態だと、
うまく描けたと思っても、
いざ目を開けて正面を向くと、
全然理想とは違う角度になっていたり、左右がバラバラになっていたりするのです。
目頭から目尻ちょうどまでは、半目の状態で描く。
そこからは目を開けて、正面を向いて、目尻の延長線を描く。
そして、もう一度半目にして、
ラインのガタつきを修正するというのが理想の手順です。
【まぶたを引っ張っぱりすぎている】
これをしている人は、すごく多いと思います。
まぶたを「おさえる」のはOKなのですが、
おさえるつもりが「引っ張って」しまっている人が多いのです。
まぶたは、引っ張るのではなく、
動かないように「おさえる」ようにしましょう。
引っ張った皮膚に美しいラインを描けたとしても、
手を離して皮膚が戻れば、ラインもグニャグニャになってしまうのです。
【鏡に対して正面を向かず、
右を向いたり左を向いたりしながら描いている】
これも、無意識のうちにしてしまっている人が多いです。
アイラインに限らず、眉毛やチークなどもそうなのですが、
右側を描くときには、顔の右側を突き出す。
左側を描くときには、顔の左側を突き出す。
そうして描くと、いざ描き上がったときには、左右がバラバラ。
なんてことに成りかねません。
右を描くときも、左を描くときも、
しっかり鏡に対して正面を向いて。
これを意識するだけでも、
メイクの左右差に関する問題の多くが解決します。
いかがでしょうか。
「できない」ことには、必ず理由があります。
その理由に気づくことさえできれば、
誰でも修正することができるのです。
まずは、普段のメイク時の所作に意識を置いて、
ちょっとした角度、ちょっとした力の強さを、
今一度、見直してみてくださいね。
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