目次

さて、今日の本題に入ります。
今日も読者様から頂いたご質問を取りあげて参ります。
《オーダーメイドコスメSTORE OPEN!》



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離れ目のメイクのポイントは?

* * *
akikoさんから頂いたご質問
いつも楽しく拝見しています。
本当に丁寧な質問への回答、毎回勉強させていただいています。
昨日、マスカラ選びのメルマガを拝見し、質問させていただきたくメールいたしました。
私は標準より少しだけ目が離れています。
それはあまり気にならない程度なのですが、平均的な顔に近づけるメイクをする場合は目頭側にアイラインを引くとよいと、アドバイスをうけたことがあります。
しかし、目頭側のアイラインは本当に滲みやすいです。
もともとアイラインやマスカラは他の人より滲みやすいタイプだと思うので、パウダーでの処理や、化粧品選びは気にしているほうですが、目頭側のアイラインのコツはありますか?
ペンシル・リキッド・ジェル・・・どれが向いているのでしょうか?
目が離れている・離れていないというのは、目そのものの横幅と、左右の目の間隔を比較して感じることだと思うのですが、その両方のバランスをとるという意味では目そのものの横幅を変えることでも修正になるのでは?と思っています。
私は目自体の横幅を広げて見せることで、左右の目の間隔が気にならなくなるのでは?とも思います。
そのため、いつも好きなメイクとして、アイラインを目尻から長めに引いています。
自分では違和感は無いのですが、良い方法があったら伺いたいです!
宜しくお願いします。
目頭側のアイライン、キレイに仕上げるコツ

それではお答えしていきます!
とてもハイレベルなご質問であると思います。うまく文章で伝えられるよう、丁寧に説明していきましょう。
まずは1つ目の質問についての答え。
これは明確です。
>目頭側のアイラインのコツはありますか?
>ペンシル・リキッド・ジェル・・・どれが向いているのでしょうか?
アイテム選びとしては、ペンシルが向いています。
特に芯の硬いペンシルが向いています。
そして、アイラインを引く前と引いた上に必ずアイシャドウを用い、「アイシャドウ アイライン アイシャドウ」のサンドイッチ構造(3層に重ねる)に仕上げるのが理想です。
具体的な例としては、
・まずは目頭側にしっかりと、明るい色のアイシャドウを仕込んでおく。
・芯の硬いアイライナーでラインを引く。芯が硬いので、引きにくいというデメリットはありますが。少しずつ丁寧に引いて行きます。
・引いたラインの上からもう一度アイシャドウを重ねる。このときはラインと同じ色(黒ラインなら黒シャドウ)を重ねるのが基本。
顔に対する目の配置バランス

さて、2つ目のご質問は「顔立ちの分析」にまつわるご質問です。
>目が離れている・離れていないというのは、目そのものの横幅と、左右の目の間隔を比較して感じることだと思うのですが、その両方のバランスをとるという意味では
目そのものの横幅を変えることでも修正になるのでは?と思っています。
おっしゃる通りです。
>そのため、いつも好きなメイクとして、アイラインを目尻から長めに引いています。
とりあえず、問題ないと思います(とりあえず、と書いたのは後半で説明します)。
さて、ご質問文の冒頭に、
>私は標準より少しだけ目が離れています。
>それはあまり気にならない程度なのですが、平均的な顔に近づけるメイクをする場合は目頭側にアイラインを引くとよいと、アドバイスをうけたことがあります。
とありますので、きっと左右の目が離れているということは、最初はさほど自分では気にしていなかったけれど、人から言われて気にするようになった、という背景があるのかなとお察しします。
ここで問題になってくるのは、「左右の目が離れている、離れていない、の判断基準とは?」ということです。
例えば、多くの方から、「左右の目が何センチ離れているか」の数値データを収集して、そこから平均値を割り出すことは可能ですよね。
しかしそのデータは、実は完璧な参考データにはなりません。
参考になるデータにするためには、「顔自体の横幅は何センチか」という数値も含めて収集する必要があります。
そして、「左右の目の幅」÷「顔自体の横幅」×100 を割り出し、顔自体の横幅の中で、左右の目の幅がとのくらい占めているのかの割合をデータ化すれば、それはかなり参考になるデータとなるでしょう。
つまり、「左右の目の間隔が何センチなのか」ということだけが、目が離れている・離れていないの判断基準になるわけではない、ということです。
大事なのは、顔の大きさに対しての配置バランス、なのです。
参考に!顔と目のバランス方程式

1つの目安があります。
方程式は以下の通りです。
鏡に対して真っ正面を向いて。
(顔の左端から左目の目尻):(左目の横幅):(左目の目頭から右目の目頭):(右目の横幅):(右目の目尻から顔の右端)
=1:1:1:1:1
という比率が目安になります。
あくまでも「比率」「バランス」が大事なのです。
こうして考えると、今回のご質問者様の場合、
人から言われて、左右の目が離れているというのをアイラインで修正しよう思い、アドバイス通りに目頭側にアイラインを引いてみたけど滲みやすい。
自分の中では、目頭側だけに引いて左右の目を近づけるよりも、目尻側にも長くアイラインを引いて目の横幅を広げることで、顔全体に対する目の配置バランスが整うような気がしている。
ということですから、「顔全体のバランスに対して目の位置がどうであるか」というところまでを考えていらっしゃいます。
だからハイレベルなご質問です、と冒頭に書きました。
こめかみから目尻の距離を広げるメイクテク

さて、少し話を戻します。
>いつも好きなメイクとして、アイラインを目尻から長めに引いています。
に対し「とりあえず、問題ないと思います」と回答しました。
ご質問者様が取られている対策法というのは、「少し左右の目が離れているから、目そのものの横幅も広げてバランスを取っている」ということなんですが、それは方程式でいうと、
【左目の横幅:左目の目頭から右目の目頭:右目の横幅=1:1:1】
にあてはまります。
しかし、先ほど説明した方程式は、
【顔の左端から左目の目尻:左目の横幅:左目の目頭から右目の目頭:右目の横幅:右目の目尻から顔の右端
=1:1:1:1:1】
です。
つまり、「顔の左端から左目の目尻」と「右目の目尻から顔の右端」までは、目を向けていない状態なのです。
簡単に言うと、こめかみのところですね。
ご質問者様の場合は、こめかみの部分にもハイライトを入れて、こめかみの部分の面積も広げてみせることで、もっとバランスが取れてくるはずです。
【顔の左端から左目の目尻:左目の横幅:左目の目頭から右目の目頭:右目の横幅:右目の目尻から顔の右端
=1:1:1:1:1】
この方程式をぜひ皆さんも覚えて下さい。
そして、ご自分の顔にあてはめて、チェックしてみて下さいね!
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AI TERANAGANE(寺長根愛)
札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。
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