本日のご質問は、こちら。

ファンデーションは首の色に合わせるのが基本。

 
まず最初にお答えから簡潔に申し上げますと、
「首の色に合わせるのが基本」です。
 
 
顔と首の色が大きく違ったとしても、
基準とすべきは、首の色です。
 
顔の色と首の色が違うという方は多いのですが、
どちらが明るかろうと、
どちらが暗かろうと、
首の色に合わせていくのが基本となります。
 
 
ですので、ファンデーションの色選びをする時には、
「塗った時に首の色と境目ができていないか」
という点に注目して選びましょう。
 

首と顔の色が違いすぎる時のメイクテクニック。

ファンデーションだけでは色合わせが間に合わない場合があります。
 
そんな時には、肌色の補正をしてくれる、
コントロールカラーの役割を担う下地を使いましょう。
 
 
ご質問者様の場合、
「首は薄いベージュのような色で、顔はやや赤黒い感じ」
とのことなので、
まずはファンデーション選びにおいては、
首の明るさに合うように、
明るめのファンデーションを選ぶことになります。
 
ただし、お顔の肌色が赤黒いということは、
赤味とくすみが合わさっている可能性がありますので、
赤味をカバーするグリーン系か、
くすみを軽減させるイエロー系のコントロールカラーを使ってみるのも、
１つの方法かと思いますが、
首の色がベージュ系とのことですので、
イエロー系の方が、より馴染みやすい可能性が高いです。
 

首の色に合わせたけど・・・違和感を感じる場合。

首の色と顔の色の差が大きい場合、
しっかりと首と顔の色を合わせたのに、
なんか変・・・となってしまうこともあります。
 
 
たとえば、顔よりも首の方がものすごく白くて、
首の色に合わせると、顔も白すぎて変な感じがする・・・とか、
 
顔よりも首の方がものすごく黒くて、
首の色に合わせると、顔も黒すぎて変な感じがする・・・とか。
 
 
こうなってしまった場合には、
ただ基本になぞらえるのではなく、
やはり微調整は必要です。
 
 
首に合わせると、顔が白すぎるという場合は、
少しだけファンデーションのトーンを下げて、
違和感のない程度にお顔の色を健康的に調整するのもOK。
 
首に合わせると、顔が黒すぎるという場合は、
少しだけファンデーションのトーンを上げて、
違和感のない程度にお顔の色を明るく調整するのもOK。
または、ハイライトを強めに入れることで、
肌の暗さを緩和させることができます。
 

このようにして、首の色をしっかりみて、
それに顔の色を合わせていくというのが基本ですが、
まれに、それによって違和感が生じてしまう場合は、
首の色を基本としつつも、調整する必要もあり。
 
 
というのが、今回のお答えでございます。
 
少しでもお役に立てれば幸いです！



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AI TERANAGANE（寺長根愛）

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン＆スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム＆メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。