中でも「額の広さ」に焦点を当てて
お話をしていきましょう。
額の広さ（縦幅）というのは、
ゴールデンバランスで考えると、
顔全体（縦幅）の３分の１程度の広さが、
平均的という目安があります。
つまり、顔全体の縦幅の中で、
額の縦幅が３分の１ちょうどであれば、
癖のない、プレーンな、基本的な広さ、ということです。
３分の１よりも広ければ、
「広めの額」という分類となり、
可愛い、若々しい、幼い という印象が付きます。
３分の１よりも狭ければ、
「狭めの額」という分類となり、
大人っぽい、知的、かっこいい という印象が付きます。
広くても、狭くても、
どちらもメリットがあって、
生かすべき個性ではあるのですが、
時として、
「今日は、そうじゃない！」という時ってありますよね。
例えば、もともと額が広めの方が、
「今日は大事な仕事！絶対に舐められたく無いし、
幼く見られたく無い！」という場合は、
メイクで額を狭く見せて、
大人っぽい印象に見せられたら良いですし、
逆に、もともと額が狭めの方が、
「今日はとにかくキュートな感じでいたい！
デートだし！」という場合は、
メイクで額を広く見せて、
かわいらしい印象に見せられたら良いですよね。
つまり、常に自分の顔立ちの逆を目指すのではなく、
日によって自分の顔立ちが持つイメージを変えられたら、
それが最もメイクの力を生かせている、
ということではないかと思うのです。
では、具体的なテクニック。
■額が狭めで、もともと大人っぽい印象の方が、
額の狭さを中和させ、若々しく見せるテクニック。
・眉毛の位置を下げます。
眉毛の下を描き足し、無理のない範囲で、
位置を下げるようにします。
・アイホール全体に塗るアイシャドウは、
あまりダークな色は選ばず、
明るめ、薄め、な色をチョイスするようにします。
（眉毛と目の距離を縮ませないため。）
・下まつげにはマスカラを塗り、
しっかりと押し下げるようにする。
・チークの高さを、高すぎないように意識する。
・リップの色はヌーディカラーを避け、
なるべく色味があるものをチョイスする。
■額が広めで、もともと可愛らしい印象の方が、
額の広さを中和させ、大人っぽく知的に見せるテクニック。
・眉毛の位置を上げます。
眉毛の上を描き足し、無理のない範囲で、
位置を上げるようにします。
・アイホール全体に、
濃くなくともマットブラウンのアイシャドウなど、
眉毛と目の距離を近づけてくれるような色を選ぶ。
（膨張色を避ける）
・下まぶたには明るめのアイシャドウを入れ、
目の位置を上げるようにする。
（やりすぎ禁物）
・チークの位置を高めにし、
やや面長感を出すようにする。
・リップの色はあまり濃い色ではなく、
肌馴染みの良い色を選ぶ。
上記のように工夫すると、
額の広さを調整するだけでなく、
もともとの顔立ちが持っているイメージ要素を
変えることができます。
「今日は！」という時に、
いつもとイメージを変えられたら、
自分のバリエーションを増やせている、ということですよね。
それこそが、メイクの力なのです。
ぜひ、トライしてみてくださいね。
今日はここまで。
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