「もっとこうなれば良かったな・・」

眉山の高さの修正方法

眉毛のアートメイクの昔入れた方の中で、
眉山の角度がきつすぎる形で入っている方を、
時々見かけます。
 
１０年前とか、かなり以前にアートメイクを入れた方に多いのが、
このパターンです。
 
最初からそうだったわけではなく、
時の経過と共に、眉山あたりの筋肉が発達し、
眉山がクイッと上がるようになってしまったことが原因の場合もあります。
 
どちらにしても、眉山が上がりすぎた眉毛は、
時代遅れの雰囲気を醸し出してしまうので、
メイクでどうにかカバーしたいところ。
 
この時に役立つのが、コンシーラー。
シミ隠しに使うコンシーラーの色味が最適で、
尚且つ、硬いテクスチャーのものを使いましょう。
 
筆ペンタイプや、チューブタイプのものではなく、
スティック状や練り状のものがオススメ。
 
ベースメイクの時点で、そういったコンシーラーを使い、
アートメイクの余分な箇所をカバーするのです。
 
ちなみに、眉を剃って、
青くなっている部分をカバーしたい時も、
この方法がお勧めです。
 
コンシーラーでカバーしきれなかった場合は、
上からパウダーファンデーションを重ねることで、
よりカバー力を高めることができます。
 
そうして一度アートメイクをリセットしてから、
新たに理想の形の眉を描いていきましょう。
 

眉の左右のズレの修正方法

眉毛に入れたアートメイクが、左右がずれているという場合。
 
これは、最初から左右がズレてアートメイクが入ってしまったというより、
時の経過と共にそうなってしまったパターンの方が多いかもしれません。
 
左右がずれた眉のアートメイクを修正する時、
大幅な修正ならば、
部分的にコンシーラーカバーが必要になる場合もありますが、
少しの修正ならば、
アイブロウペンシルで左右少しずつ描き足しながら、
左右を揃えていくのが現実的です。
（パウダーではなくペンシルを使いましょう。）
 
ここで大事なのが「左右少しずつ」という点です。
「右を描き上げてから左」ではなく、
右を少し描き、左を少し描き、
また右を少し描き、左を少し描き、、、
というように、左右を交互に、
少しずつ少しずつ足していくことで、
左右の形を揃えやすくなるのです。
 
これは、アートメイク関係なく、
もとの自眉が左右揃っていない方にも大事なテクニックです。
 

アイラインの修正方法

 
アイラインも、時間の経過とともに、
まぶたのたるみ具合や筋肉の発達などにより、
最初にアートメイクを入れた時よりも、
仕上がりの感じが変わってきてしまうものです。
 
アイラインのアートメイクを修正したい場合は、
眉と同じくコンシーラーを使うより、
もっと適したアイテムがあります。
 
それは、肌色やベージュ、もしくはゴールドなどの、
肌色に近いアイシャドウ。
 
そのアイシャドウをコンシーラーがわりに使うのです。
 
何度か重ねてアイラインの上に塗っていくと、
ある程度、アイラインをカバーすることができます。
そのようにして、一度アイラインをリセットしてから、
理想のアイラインを引いていきましょう。
 
ちなみに、このように、
アイメイクの最初に肌色の近いアイシャドウを塗るのは、
まぶたのくすみカバーにも繋がりますので、
まぶたのくすみ、クマ、色素沈着が気になるという方も、
ぜひ試してみください。
 
お持ちの方は、KAGEKESHI powderを、
そのように使って下さいね。
 
その次に塗るアイシャドウの色が、
綺麗に発色するようになります。
 
 
いかがでしょうか。
アートメイクが流行りだした頃に、
あまり深く考えずに入れた方や、
韓国旅行にいった際に、ノリで入れた方。
 
今でも綺麗な状態でキープできて、
さほど悪影響が無い場合は良いのですが、
なんとなく気になるという方は、
ぜひ、メイクでのカバーリング、挑戦してみて下さいね。



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AI TERANAGANE（寺長根愛）

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン＆スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム＆メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。