コンシーラーを使う、基本的なタイミングは、
ベースメイクの合間。

下地→リキッドファンデーション→コンシーラー→フェイスパウダー

という手順だったり、もしくは、

下地→コンシーラー→パウダーファンデーション

という手順が基本です。

この基本通り、ベースメイクの合間でコンシーラーを使い、
ベースメイクが完成した時には、シミやニキビなどが隠れたのに、

その後、メイクを続けて、
全てフルメイクが仕上がった時には・・・

「あれ？隠したはずのシミが、なぜか浮き出ている・・・」

こんな経験、ありませんか？


その現象は、いくつかの原因が考えられます。

まずは、ベースメイクの仕上げである
「フェイスパウダー」の量が足りなかったり、
おさえ具合が足りなかった場合。

コンシーラーを塗った段階ではカバーされていても、
それをきちんとフェイスパウダーで密着させないと、

チークを塗ったり、ハイライトを塗ったりしているうちに、
すぐにコンシーラーが剥がれてしまうことに。

そして、ニキビなど、凹凸があるものをカバーしていた場合。
へこみも、でっぱりも、
チークを塗っている最中などに、
再び目立ってきてしまうことがあります。

あとは、じゅくじゅくしたニキビや傷など。

いくつかの原因があって、

ベースメイクが仕上がった段階では
トラブルカバーできているのに、

フルメイクが仕上がった時には、
そのトラブルがまた目立っているという現象が起こるのです。

こうなってしまった場合、
フルメイクが仕上がった後でも、
コンシーラーを使ってカバーすることができます。

ポイントは、メイクの途中で
「あ・・・また出てきた・・」と気づいても、
その時は無視して、そのままメイクを続けること。

気づいたら都度コンシーラー・・
また気づいたら都度コンシーラー・・
というように、途中途中でカバーしても、
どんどんムラづきが悪化してしまうだけ。

もし途中で気づいても我慢。
とりあえず最後までメイクを仕上げてしまいましょう。

そして、一通りメイクを終えたら、
最後にもう一度コンシーラーを。

コンシーラーブラシの毛先に、
ほんの少しだけコンシーラーを取り、
カバーしたい部分を狙いうちします。

量はほんの少しです。

そして、毛先が肌に触れるか触れないかくらいの感じで、
一本勝負の気分で、丁寧に丁寧に狙い撃ちを。

シミやソバカスなど、
その範囲以上に広がらないように注意しましょう。

その後は、指やスポンジで馴染ませたりせず、
（馴染ませなくてもいいくらいの量ということです。）
そのままフェイスパウダーが付いたパフで抑えましょう。

本来であれば、
メイクが仕上がった後にコンシーラーを使うというのは、
基本NGなテクニックです。

しかし、どうしてもカバーしたい部分を狙い撃ちして、
ベタベタ塗るのではなく、
チョン、と置くように丁寧に塗れば、
さほど塗りムラになることなく、仕上げることができます。

もちろん、基本はベースメイクの合間で行う作業ですが、
どうしても浮き出てしまった時には、
このような方法も有りです。

ぜひ、覚えておいてくださいね！

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『　メイクアップ人生　』
発行元　Ai TERANAGANE make up studio
発行責任者　寺長根 愛
http://ai-teranagane.jp
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