先日、私が指導している専門学校の生徒から、
こんな質問を受けました。「どうしてビューラーをかけると、
アイラインが取れちゃうんでしょうか?」
そこで私は、聞き返しました。
「それって、自分にしたときだけじゃない?
人にビューラーをかけてあげたときは、どう?」
そうすると、生徒が言いました。
「そう言われてみれば、確かに!
自分でアイメイクをしたときだけです!
人にした時には、アイライン取れないです!」
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ビューラーでアイラインが剥がれる原因。
ヘアメイクさんを目指している学生なので、
授業では、2人一組ペアになって、お互いにメイクをし合う練習をします。
ですので、彼女たちは、
自分自身にメイクをした時と、
人に対してメイクをした時との比較ができます。
自分でビューラーをした時には、アイラインが剥がれる。
でも、人にしてあげた時には、剥がれない。
これ、なんの違いかというと、
どのくらい奥(根元)までビューラーではさんでいるかの違いなのです。
自分でビューラーをする時というのは、
手加減せずに、
思い切り根元までビューラーを入れてしまいがちです。
多少痛くても気にしない、
すごく痛かったらやめればいいから、です。
でも、人にしてあげる時というのは、
そうはいきません。
根元に行き過ぎないように気をつけながら、
ビューラーでまつ毛をはさみます。
そのように気をつけていれば、
痛く感じるほど、根元をはさんでしまうことは、ありません。
(不慣れなうちは、あります。)
そうすると、当然アイラインも剥がれないのです。
アイシャドウが取れることも、ありません。
ビューラーを根元まではさみ過ぎていませんか?
ですので、もしご自分でビューラーをかけていて、
いつもアイラインやアイシャドウが剥がれるという方は、ビューラーを根元まではさみすぎている可能性が高いです。
まつ毛が引っ張られる感覚に慣れてしまっていませんか?
多少痛くても、それが当たり前と思っていませんか?
まつ毛は、髪の毛よりも繊細な部分です。
そしてまぶたは、頭皮よりも繊細な部分です。
毎日引っ張ったり、毎日痛いと感じることをすれば、
必ずマイナスの影響があります。
まぶたのたるみにつながったり、
まつ毛の減少、切れ毛の原因になるのです。
ビューラーは、痛いものではありません。
ビューラーの金具部分は、黒く汚れるものでもありません。
今一度、ご自分のビューラーのかけ方を、
ぜひ見直してみてくださいね。
正しく使えば、まぶたへの負担はほぼ無いアイテムなんです。
まぶたに、まつ毛に、やさしく。
いたわりながら、でもしっかりカールできるように、
ビューラーの使い方を見直してみましょう。
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コラムの筆者、寺長根愛がプロデュースするオリジナルブランド「Ai TERANAGANE」公式ストア。オリジナルブランド「Ai TERANAGANE」の他、寺長根がセレクトしたおすすめメイクアイテムやスキンケアシリーズを取り揃えています。
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札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。
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