こめかみと頬骨とエラ骨。

「小顔」ではなく、目指すのは美しい「フェイスライン」！

大事なのは、大きいか小さいかではなく、
輪郭がどうなっているか、ようは「形」なのです。

たとえ顔の面積が大きかったとしても、
輪郭が美しければ、
大きさ自体は、実はそんなに気にならないのです。
（気にしているのは自分だけという場合が多いです。）

逆に、顔の面積が小さかったとしても、
こめかみ、頬骨、エラ骨の凹凸具合によっては、
そこが目立ってしまい、
「小顔によるメリット」が希薄になっていることも多々あります。

ですので、気にするべきは、大きいか小さいかではなく、
顔の輪郭「形」なのです。

では、具体的に細かく見ていきましょう。

こめかみより頬骨が出てる方にオススメ！ハイライトの入れ方。

「こめかみが、頬骨よりもへこんでいる」
「頬骨が、こめかみよりも出ている」という場合。

それによって、イメージがきつく見られていたり、
なんとなく疲れた、やつれたようなイメージに
見られることがあります。

こめかみというのは、皮下脂肪の下に骨がない部分なので、
年齢とともに、へこんでしまいがちな部分でもあるのです。

それを解消するには、
こめかみにハイライトを入れるのが効果的です。

私は、そのようなタイプのお客様には、
「KAGEKESHI powder」をこめかみにも塗るようにしています。

ただし、頬骨の出っ張りを目立たなくするために、
頬骨に影色（シェーディング）を入れることは、しません。

ここに影を入れると、
よりシャープできつい印象が強調されてしまうことがあるからです。

また、横から見られた時に
違和感のある仕上がりになってしまうことも。

ですので、あくまでも、
こめかみのへこみを目立たなくすることに重点を置いて、
「こめかみハイライト」を入れるようにしてみましょう。

エラ張り＝頬骨よりもエラ骨が出ているタイプ

次に、お顔を正面から見た時に、
「頬骨よりもエラ骨が出ている」という場合。

この場合は、そのエラ部分にシェーディングを入れてもOKです。
（エラ骨もしくは下膨れタイプ）

しかし、言い方を変えると、
頬骨よりもエラ骨が出ていない場合は、
シェーディングを入れる必要はない、とも言えます。

「私、エラが気になるんです。」という方の約半数が、
本当のエラ張りではなかったりします。

本当のエラ張りというのは、
頬骨よりも、エラ骨が出ているタイプのことです。

そうでなければ、
単純に顔の大きさが気になっているだけであって、
エラ張りではありません。

フェイスラインにシェーディングを入れることが、
ダメというわけではありませんし、
ほんのり自然に入れれば効果的ではあるのですが、
ついつい入れすぎてしまって、
横顔が不自然になってしまっている方も多いので、
注意が必要です。

美しい輪郭は、「こめかみ」「頬骨」「エラ骨」を滑らかに繋げることがポイント！

いかがでしょうか。

まずは、鏡で正面顔をよーくチェックして、
「こめかみ」「頬骨」「エラ骨」
この3箇所の凹凸具合を見てみましょう。

そして、これらが凹凸なく、
滑らかなラインで繋がるような工夫を考えるのです。

こめかみがへこんでいれば、ハイライトを。
頬骨の出っ張りが気になるならば、
頬骨の下に明るい色のチークを。
頬骨よりもエラ骨が出ている場合は、シェーディングを。

そうして形を整えることによって、
バランスのよいフェイスラインに近づきます。

大きい、小さいが問題ではないのです。

ぜひ、チェックしてみてくださいね！



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AI TERANAGANE（寺長根愛）

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン＆スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム＆メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。