今日のテーマは
「眉と目の距離、そして鼻と口の距離」についてです。
まずは眉と目の距離のお話から。
これに関しては、無意識のうちに
「眉と目は近い方が良い」と思い込んでいる方が多いです。
眉と目が近いとどう見えるのかというと、
・目元の印象が強くなる。
・欧米人のように掘り深く見える。
というような現象が起こります。
つまり、
薄いものを濃く見せたり、弱いものを強く見せたりと、
「プラスにする要素」を多く持っているのです。
流行や時代性も関係しますが、
目と眉が近い方が外国人っぽくなるという理由で、
そのようにメイクをしようとする方は多いです。
しかし、今述べたように、
目と眉を近づけると、顔の印象が「弱→強」となりますので、
もともと目元の印象が強い方や、顔立ちが濃い方がそれをすると、
よりその強さを強調することになります。
もちろん、それはそれでかっこ良くなる場合もありますが、
強くなりすぎてキツく見えてしまったり、
彫りが深くなりすぎて、老けて見えてしまうことも。
ですので、目と眉の距離を近づけるというのは、
似合う人、似合わない人がいるという認識を持ってください。
ちなみに、眉と目を近づけるための具体的な手法は、
眉毛の上をカットし、
下を描きたすという直接的な方法もあれば、
収縮性のあるアイカラーをまぶたに塗るという方法もあります。
寒色系、ダークカラー、マットな色ですね。
もし、もともと目と眉の距離が近い方の中で
・いつも表情がキツく見られる
・疲れたように見られる
・老けて見られる
という点が気になっている方がいたら、
逆に眉と目の距離を広げるように意識してみて下さい。
眉毛の下をカットして上を描きたしたり、
膨張性のあるアイカラーをまぶたに塗ると、そうなります。
次に、鼻と口の距離についてです。
実は、この鼻と口の距離に関して、
着目している人って少ないように思います。
しかし、この部分はお顔全体の印象に大きく影響します。
簡潔に述べますと、
鼻と口の距離が短いと可愛らしく、幼く、女の子らしく見え、
鼻と口の距離が長いと大人っぽく、知的に見えます。
ですので、可愛らしく若々しい印象に見せたい場合は、
上唇をオーバーリップ気味に描き、
鼻と口の距離を縮めるとよいでしょう。
その逆も然りです。
よく「小顔になりたい」とおっしゃる方が多いですが、
大事なのは顔の大きさよりも、
パーツの位置バランスです。
それによってお顔の印象が大きく変わります。
顔が大きくてもパーツバランスが整っていると美しく見えますし、
顔が小さくてもパーツバランスを意識せずにいると、
せっかくの小顔が生かされないのです。
パーツとパーツの位置関係。
せっかくメイクをできる女性に生まれたのですから、
「彩り」だけではなく、その部分にも意識を置きながら、
メイクをしてみて下さいね！
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