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COLUMN

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メイクコラムのバックナンバー

頬の痩せを目立たなく

さて、先日から引き続き行っております読者様アンケート。
続々とご回答頂きまして、ありがとうございます。
本日も、その中で頂いたメイクのご質問を
取りあげていきたいと思います。
頂いたご質問はコチラ。
* * *
最近授乳でやせてしまったため、頬がこけて、
えらが張ってるのが余計目立ってしまうようになりました。
頬がこけた印象を与えないために、
えら自体にメークをして目立たなくする方法ではなく、
頬をふっくらと見せて、
えらの張りを目立たせないようにするにはどうすればいいですか?
* * *
それではお答えしていきます。
* * *
加齢も含め、様々な要因で起こる「頬の痩せ」。
若い頃は「もっと頬がほっそりしたらいいのに」なんて思っていても、
頬が痩せてしまうと、実年齢よりも老けて見えてしまったり、
疲れた印象に見えてしまったりと、デメリットもやはりあります。
ご質問者様のように、
頬が痩せてしまったがために、
エラの張り具合が目立ってしまったという方もいるでしょうし、
頬骨の出っ張りが目立ってしまったという方もいるでしょう。
そんな「頬の痩せ」をメイクでカバーするには、
いくつかの方法があります。
以下をご参考になさって下さい。
まず、ベースメイクを仕上げる際のポイントとしては、
・質感は必ずマットに仕上げる。
・ある程度、厚みを持たせる。特に頬の部分。
・パウダーファンデーションではなく、
 リキッドファンデーションかクリームファンデーションを使う。
というのが挙げられます。
1つずつ見ていきましょう。
「質感は必ずマットに仕上げる。」
→このメルマガでも何度も取りあげているポイントですが、
パール感のあるツヤ肌は、
やや肌が硬そうに見えてしまうことがあります。
それに対して、マットに仕上げた肌は、
柔らかそうに見える傾向があるのです。
ですので、ふっくらした頬を表現するためには、
マットな肌が適しています。
「ある程度、厚みを持たせる。特に頬の部分。」
→これも、肌を柔らかそうに見せるためのテクニックです。
ファンデを薄ーく塗った状態よりも、
ある程度ボリューム感がある方が、肌が柔らかそうに見えます。
ファンデが厚めに付いている部分は、
皮下脂肪が厚めに付いているように見えるからです。
ですので、特に頬の部分のファンデを
厚めに仕上げた方が効果的なのです。
「パウダーファンデではなく、
 リキッドファンデかクリームファンデを使う。」
→これも、上記の内容と繋がるのですが、
頬の部分を厚くするといった部分部分での厚み調整というのは、
パウダーファンデではなかなか出来ません。
また、この乾燥しやすい時期にパウダーファンデを厚めに塗ると、
余計に肌が乾燥したように見えてしまう可能性があります。
ですので、リキッドファンデかクリームファンデを使って、
頬の部分の厚み調整をしていきましょう。
次に、チークの選び方です。
これもパールが入っていない
マットタイプを選ぶことが、まずは必須です。
そして色味の選び方も、とっても大事です。
ポイントとしては、
彩度が低く、明度が高い色を選ぶということです。
つまり、鮮やか過ぎず、濃すぎず、
白っぽいパステルトーンの色を選ぶということになります。

濃い色を1回塗りで発色させるよりも、
このような薄い色を重ね塗りして発色させる方が、
頬がふっくらとした感じに見えてきます。
入れる位置は、頬骨のすぐ下。
つまり、やせてしまって陰に見えてしまう部分。
斜め上に角度を付けたりせず、耳に向かって横水平に伸ばしましょう。
そして、それ以外のポイントメイクで気をつけることですが、
顔全体の質感をふっくら見せるということで考えると、
リップの色味はあまりきついものを選ばず、
口元もなるべくふっくら見せるようなメイク法が良いでしょう。
パールのような光り方を避ければ、
グロスでツヤを与えるのはOKです。
ちなみに、ベースメイクもチークもマットに仕上げるとなると、
全体的にツヤが無くて、寂しい感じに見えてしまうのでは?
と思う方もいるかもしれません。
どうしてもキラキラした華やかさを肌に与えたい場合は、
あまり粒子の細かいパールアイテムを使わないようにし、
やや粒子の大きめな、ラメ系アイテムを使えば問題ありません。
「パール入り」と書かれたフェイスパウダーも、
手の甲に塗ってみて、粒子の大きさを確認してから使うようにしましょう。
一粒一粒の光る点が目で確認できる場合は、
ラメに近い、やや粒子の大きめのタイプですので、OKです。
しかし、一粒一粒の光が目で確認できず、
まるで塗れたようなツヤに仕上がる場合は、
肌を硬く見せてしまう可能性のあるタイプですので、
避けるようにしましょう。
(ふっくら顔をシャープに見せたい時はお勧めです。)
以上の点を気をつけてメイクすると、
頬が自然とふっくら見えてきますので、
エラの張り具合や、頬骨の出っ張り具合も目立たなくなってきます。
ぜひ、挑戦してみて下さいね!

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AI TERANAGANE(寺長根愛)

札幌を拠点に活動するメイクアップアーティスト。
2006.4月にメイクサロン&スクール「AiLOGIC」を設立。その後、2014.4月より「Ai TERANAGANE make up studio」としてリニューアル。
同時に、コスメブランド「Ai TERANAGANE」を立ち上げる。
スタジオ運営の他に、テレビ・映画・雑誌・CM等のヘアメイクも多数担当。芸能人・タレントなどのヘアメイクも手掛ける。専門学校や各種企業にてメイク講師を勤める傍ら、メイクセミナーやイベントなどの主催も行う。活動拠点である札幌以外に、日本国内主要都市及びロサンゼルス、サンフランシスコ、シンガポールでもセミナーやイベントを開催。学生や後輩を育成し、業界を盛り上げていくためのイベント企画も行い、ブライダル業務や化粧品開発、コラム&メルマガ執筆等、多岐に渡って活動中。

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